【Saucy Dog(サウシードッグ)】くせげの歌詞の意味を徹底考察!

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2024年11月12日「くせげ」が配信リリースされました。

この曲はABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ「マイダイアリー」の主題歌となっております。

マイダイアリーのあらすじ〜
完全オリジナルの本作は、社会人1年目となった主人公が各話、些細なきっかけで過去の大切な思い出を振り返る構成で、大学時代を共に過ごした仲間との何気ない日常とその繋がりをノスタルジックに紡いでいくヒューマンドラマ。
描かれるのは、自分と他人との間に見えない距離を感じ、言語化できない悩みを抱える若者たちの等身大の姿。

今回は「Saucy Dog」の「くせげの歌詞の意味について徹底考察SNSでの反応もまとめましたのでぜひ読んでみてください!

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埃に塗れた日記
あの頃の僕は未熟だった
霧雨にうねる前髪を押さえながら
何を見ていたんだっけ

下ろしたてのスニーカー
私服がなんだかぎこちないな
鏡に映る自分の影、恥ずかしくて
目を逸らしてたんだっけ

街角で流れる大人びた歌
愛を語るには若過ぎたよな
過ぎ去っていった春に甘えて

癖毛が気になりだしたのは
紛れもなく君に逢えたから
思い出す事は殆どないけど
誰かを愛す事でしか
まともに成長できないから
今ではそれで良かったなって思ってる
記憶の端に折り目を付けてしまった

ところであなたはどんな
生活を誰と過ごしたんだ
寂しさを埋めるだけの日を
堪えながら何をしていたんだっけ

あれから月日が経って
色褪せた過去になりやがって
正確に思い出す事も
出来ないくらいぼやけてしまったじゃないか

凍った手と手がゆっくり
溶けてしまう程今でも
いまさら

突然日記を読み返したのは
あなたを感じたくなったから
そんなに急に遠くに行くとは思ってないから

癖毛が気になりだしたのは
初めて乾杯をしたのは
誰かの為に泣いたのは
冷たい手を握ったのは

誰かを愛す事でしか
まともに成長できないから
今ではそれで良かったなって思ってる
記憶の端に折り目を付けて仕舞った

さっそく歌詞の考察をしていきます。

1. 未熟さと過去への目線

「埃に塗れた日記 あの頃の僕は未熟だった」
冒頭の「埃に塗れた日記」は、放置された記憶や、時の流れによる過去との距離感を表しています。
「未熟だった」という自覚が、主人公の成長を暗示しつつ、その頃の自分を冷静に見つめ直している姿勢を表していると思われます。

2. 思春期の不安定さと羞恥心

「下ろしたてのスニーカー 私服がなんだかぎこちないな」
この部分は、思春期特有の「自意識過剰」と「不完全さ」を象徴してると思われます。
新しいスニーカーや服は「変わりたい」「成長したい」という願望の表れですが、それが「ぎこちない」という描写により、自信を持てなかった当時の心理が巧みに描かれていますね。

「鏡に映る自分の影、恥ずかしくて 目を逸らしてたんだっけ」
鏡に映る自分を直視できないのは、自己肯定感の欠如を暗示しているようです。
この「恥ずかしさ」は、若さゆえの未完成な自分への違和感と、それを受け入れられない未熟さを象徴していると思われます。

3. 恋愛による成長と甘酸っぱい記憶

「癖毛が気になりだしたのは 紛れもなく君に逢えたから」
この一節は、恋愛によって自意識が目覚め、自分をより良く見せたいという願望が生まれたことを描いていますね。
さりげない「癖毛」という要素を通じて、恋愛の影響が日常の些細な部分にまで及んでいたことが示されている部分と思われます!!

4. 愛による成熟の肯定

「誰かを愛す事でしか まともに成長できないから」
ここでは、愛が人間にとって成長の本質的な要因であると強調されていますね。
「誰かを愛すこと」で感情を深め、人間性を磨いていく過程を肯定する言葉です。同時に、愛に伴う痛みや喪失を受け入れた上で、「それで良かった」と振り返る視点が、大人になった主人公の成熟を示しているようです。

5. 過去への郷愁と現在の距離感

「あれから月日が経って 色褪せた過去になりやがって」
過去を振り返る主人公は、その記憶が「色褪せた」と自覚しています。
これは時間の経過により記憶が曖昧になり、正確に再現できなくなったことを示しています。一方で、そうした曖昧さが、過去の記憶をより美化し、価値あるものとして感じさせているとも感じます。

「記憶の端に折り目を付けてしまった」
「折り目を付ける」という表現は、記憶を特別なものとして心の中に保管する行為ですよね。
一方で、過去への未練や忘れたくない気持ちも暗示しており、主人公の中でこの記憶が依然として重要な位置を占めていることを表しています。

6. 孤独感と嫉妬

「ところであなたはどんな 生活を誰と過ごしたんだ」
過去の恋人が現在どのように生きているかを想像することで、主人公が抱く孤独感や寂しさが浮かび上がります。

7. 未来への意識と再生の兆し

「そんなに急に遠くに行くとは思ってないから」
ここでの「遠くに行く」は、別れた相手との物理的な距離ではなく、記憶の中でその存在が薄れていくことを示していると思われます
主人公はその過程に抗うように、過去を大切にしつつも、新たな一歩を踏み出そうとしています。

「冷たい手を握ったのは」
「冷たい手」という描写は、過去の親密な関係を象徴しつつ、そこにある温かさと冷たさの二面性を表現しています。
愛が一時的なものであることを示しながらも、その一瞬一瞬の大切さを描いているようです

総括

この歌詞は、若さゆえの未熟さ、愛による成長、そして過去と現在の狭間で揺れる感情を緻密に描いています。
恋愛を通じて変化した自己への気づきが中心テーマであり、「記憶の端に折り目を付ける」という表現が示すように、過去の一瞬一瞬を特別なものとして大切にしながらも、未来への希望を感じさせてくれます。

過ぎ去った恋愛への郷愁と、それが現在の自分に与えた影響への感謝が滲み出ており、切なくも前向きな感情になる曲だと感じました!

・2024年11月12日「くせげ」が配信リリースされました。

ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ「マイダイアリー」の主題歌

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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