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この曲は約2年ぶり通算8枚目となるオリジナルアルバム「Wonder!」の表題曲となっています。
この記事では「絢香(あやか)」の「Wonder!(ワンダー)」の歌詞の意味についての考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!
気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!
絢香(あやか) Wonder!(ワンダー) 歌詞
せーので駆け抜けた
裸足のシンデレラ
膝を抱き泣いてた
夜もあったよね
でも
バランスを取り
波にのるように
位置について
よーい…
ドンと高鳴る
向かい風逆らう
追い風に変え羽ばたく
心のままに
まだ見ぬ未来に
全力投球
ゴールはもうすぐ
教科書に無い事は
色褪せる事は無い
信じ抜く私は
最高の上級生
ただ
バランスを取り
波にのるように
位置について
よーい…
ドンと高鳴る
向かい風逆らう
追い風に変え羽ばたく
心のままに
まだ見ぬ未来に
全力投球
Wonder!
Wonder!
焦らなくていい
Wonder!
Wonder!
わからなくてもいい
星を食べる
モンスターの
横顔にキスして
ドンと高鳴る
向かい風逆らう
追い風に変え羽ばたく
心のままに
まだ見ぬ未来に
全力投球
ゴールはもうすぐ
絢香(あやか) Wonder!(ワンダー) 歌詞考察と豆知識
それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!
「裸足のシンデレラ」が示す、“無防備なスタート”という勇気
せーので駆け抜けた
裸足のシンデレラ
膝を抱き泣いてた
夜もあったよね
このフレーズは、物語の始まりを象徴しています。
注目すべきは「裸足のシンデレラ」という表現。
靴を失ったシンデレラではなく、“最初から裸足”なのです。
つまりこの歌詞は、「何も持たないけれど、だからこそ飛び込める」という、むしろ強さを語っているのです。
弱さではなく、無垢さと勇気。
ガラスの靴を履いていないからこそ、壊れることを恐れずに走れるのです。
【豆知識:シンデレラの「cinder」って?】

「シンデレラ」の名前の由来って知ってる?「cinder(灰)」+「ella(小さくて可愛い子)」なんだよ。

えっ、灰!?

そう。もともとは「灰をかぶった少女」って意味。だから、「裸足のシンデレラ」って表現には、あえて“王子に見初められる前の自分”という未完成さと親しみやすさも込められてるんだ。

完成形じゃなくて、等身大のまま走り出すってことか…!かっこいい。
「ドンと高鳴る」掛け声は、スポーツよりも“人生の徒競走”の合図
バランスを取り
波にのるように
位置について
よーい…
ドンと高鳴る
このパートはまるで徒競走のスタートのようですが、それ以上に“人生のスタートライン”を意味しています。
「よーい…ドン」で始まるのは、緊張と期待が入り混じる瞬間。
ここで言う「高鳴る」は、単なる心臓の鼓動ではなく、“決意”そのものです。
そして注目すべきは「バランスを取り/波にのるように」。
これはスポーツ的な構えではなく、むしろサーフィンのような、自然との調和を前提とした準備です。
【豆知識:徒競走の合図「位置について、用意、ドン」の由来】

「位置について、用意、ドン」って、英語だと「On your mark, get set, go!」なんだよ。

へえ!英語でもちゃんと段階があるんだ。

そうそう。「On your mark」は“マークに立て”で、「get set」は“心構えをせよ”。「go!」はもちろんスタートの合図。日本語の「ドン」は実際にピストルの音が由来なんだ。

なるほど…じゃあ、「ドンと高鳴る」って心のピストル音かもね!
「星を食べるモンスター」は“不安そのもの”にキスする覚悟の象徴
星を食べる
モンスターの
横顔にキスして
ここが『Wonder!』の中でも最も象徴的な一節。
「星」は希望や夢の比喩としてよく使われますが、それを“食べるモンスター”とは、まさに不安や試練、世の中の理不尽さの象徴といえるでしょう。
しかし、歌詞の主人公はそのモンスターに「キス」をします。
これは、“敵を倒す”のではなく、“受け入れ、共存する”というスタンス。
つまり、恐れや迷いを排除するのではなく、それすら抱きしめて生きる覚悟を語っているのです。
【豆知識:「モンスター」という言葉の語源】

「モンスター」って、ラテン語の「monstrare(示す)」が語源って知ってた?

え、モンスターって「見せるもの」って意味なの!?

そう。「何か大きな真実や恐れを示す存在」なんだよ。だから“星を食べるモンスター”も、実は自分の中の不安や本音を“見せてくれる存在”でもあるんだ。

それにキスするって…自己受容の究極かも。
絢香(あやか) Wonder!(ワンダー) 歌詞考察と豆知識 まとめ
『Wonder!』というタイトルの意味は、単なる「不思議」や「驚き」ではなく、“未知を前にしても前向きに歩もうとする心”そのもの。
裸足で駆け出し、不安を抱えながらも、バランスを取り、波に乗り、恐怖にさえキスしてしまう。
そんな「全力投球」の姿勢こそが、主人公のWonder=“驚異的な生き方”なのです。
教科書には書かれていないけれど、本物の「最高の上級生」とは、こういう姿勢のことなのかもしれません。
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