歌詞考察|THE FRANK VOX「ロスタイム」走り続けられる理由

音楽と豆知識
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THE FRANK VOX(フランクボックス)の曲「ロスタイム」は8月20日より先行配信リリースされます!

この記事では「THE FRANK VOX(フランクボックス)」の「ロスタイム」の歌詞の意味について考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!

気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!

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君が流した涙も
いつか晴れるって信じていこう
人知れず泣いて もがいてた日々も
今に繋がって負けない強さになる
一歩一歩 きっと大丈夫

誰にも言えずしまった想い
負けたくないのに負けてばかり
ドロドロになったユニホーム
声枯らし追った夢を
ロッカールームで泣きながら
強くなると覚悟を決めたから
人一倍汚れたスパイクで
今日もグラウンドで闘ってる

誰よりも悔しくて流した涙は
努力の証だから
信じてきた道を突き進めば
確かなものに変わっていくから
試合終了、笛が鳴るまで
足を止めるなその瞬間まで
わずかな可能性だとしても
駆け抜けろ最後の一秒まで

君が流した涙も
いつか晴れるって信じていこう
人知れず泣いて もがいてた日々も
今に繋がって負けない強さになる
一歩一歩 きっと大丈夫
負けんな

毎日うまくいかずに落ち込んでばかり
部屋にひとりきり ため息ばかり
何度もがいて 壁高くて
逃げたくて でも負けたくなくて
俺ならできるって信じたくて
部屋飛び出して
人知れず流した汗の分だけ
きっと最後に輝く日が来る

「もうダメかも」って諦めず
「今日のタメだ」って走り抜けば
あの時の悔し涙が
成功の足跡に変わるから
試合終了、笛が鳴るまで
想い切らすなその瞬間まで
負けない気持ちが
わずかなチャンスをものにしていくんだ

君が夢見た未来も
きっと叶うって信じていこう
つまづいてばかり腐りかけた日も
今につながって確かな力になる
一歩一歩 きっと大丈夫

君が流した涙も
いつか晴れるって信じていこう
人知れず泣いてもがいてた日々も
今につながって負けない強さになる
一歩一歩 あと一歩 大丈夫

負けんな きっと君はできる
負けんな きっとたどり着く
負けんな
最後の瞬間まで
立ち上がる君に声を枯らす
負けんな 流した涙のために
負けんな 信じた仲間と共に
負けてたまるかって
あと一歩今 立ち向かっていけ

それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!

「試合終了、笛が鳴るまで」—“ロスタイム”が失われた時間ではない理由

この一句が示すのは、サッカー文化の「笛」で区切られる時間感覚。
ロスタイム(stoppage time)は、本来「失った時間」ではなく、プレーが止まって削られた分を審判が“取り戻す”ための追加時間です。

歌があえてタイトルを「ロスタイム」としているのは、私たちの人生で“中断された時間”を「取り戻す余白」に変える視点を提示したいから。

だからこそ続く「足を止めるなその瞬間まで/わずかな可能性だとしても」が効いてきます。

ロスタイムは未来の“チャンス保留”であり、諦めを保留にする装置でもあるのです。

豆知識専門家
豆知識専門家

英語だと“stoppage time”や“additional time”って言うけど、日本では長く「ロスタイム」表記が親しまれてきたんだよ。

生徒
生徒

失ってるのに、実際は取り戻してる時間ってちょっと逆説的だね。

豆知識専門家
豆知識専門家

そこが面白い。言葉の響きが“喪失”を想像させるから、最後の一秒での逆転劇がよりドラマチックに感じられるんだ。

生徒
生徒

なるほど、タイトル自体が“逆転の物語装置”になってるわけだ。

「ドロドロになったユニホーム/人一倍汚れたスパイク」—泥は努力の“可視化装置”

「ロッカールーム」「笛」「グラウンド」「スパイク」が同居するこの歌は、特定の競技に縛られず“部活の原風景”を呼び起こします。
泥は努力の堆積を可視化し、汚れたスパイクは「やらされている」ではなく「自分で選んで走った」証拠。

しかも表記が「ユニホーム」なのもポイントで、野球を中心に日本のスポーツ記事ではこの略形がよく使われます。
ここに“競技横断の記憶”が混ざり合い、誰もが自分の競技に置き換えられる普遍性が生まれているのです。

生徒
生徒

「ユニフォーム」じゃなくて「ユニホーム」って書くの、気になった。

豆知識専門家
豆知識専門家

日本語では新聞や野球界隈で「ユニホーム」表記が根強いんだ。由来の英語“uniform”の発音から来てるけど、和製表記の慣習が残っている。

生徒
生徒

表記だけで競技の空気まで匂うの面白いね

豆知識専門家
豆知識専門家

うん。さらに「スパイク」は陸上や野球、サッカーで形が違うけど、泥まみれという質感が努力の共通言語になってる。

「君が流した涙も いつか晴れる」—天気の動詞が心を“予報”する

「晴れる」は天気だけでなく、気持ちや疑いが解消される意味でも使われます(例:疑いが晴れる)。
この多義性が、涙と天候を重ねる比喩を自然にしています。
泣いた日々は「努力の証」に言い換えられ、「成功の足跡」に転化する。

ここで注目したいのが「最後の一秒まで」。
ロスタイムには、統計的に見ても得点が生まれやすい“揺らぎの時間”という側面があり、心理的にも守備が緩む瞬間が生まれやすい。

歌はその現象を、人生の粘りにたとえているのです。

豆知識専門家
豆知識専門家

日本語の「晴れる」は感情にも使える多義動詞なんだ。

生徒
生徒

だから「涙が晴れる」で、気分が澄むイメージがつながるのか。

豆知識専門家
豆知識専門家

そう。さらにことわざの「雨降って地固まる」とも相性が良い。荒れた後に強くなる、という型がこの歌全体を支えてる。

生徒
生徒

涙=悪天候じゃなくて、地面を固める雨でもあるってことだね。

ロスタイムは、失った時間の象徴ではなく「取り戻すために残された余白」。泥の重みも、枯れた声も、ひとつ残らず“加算”に変わる。

だからこの歌は繰り返し「一歩一歩 きっと大丈夫」「負けんな」と声をかけ続けます。

止まってしまったように見える時間の中で、私たちはまだ走れる。

タイトルで提示された逆説は、ラストの「あと一歩今 立ち向かっていけ」で完全に回収されます。
最後の一秒まで走れる理由——それは、過去を失点として数えるのではなく、次の一歩のための追加時間として数え直す視点を手に入れたからです。

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