歌詞考察|キタニタツヤ「カルチャー」が描くゆっくり育つ文化の力を解説

音楽と豆知識
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ーキタニタツヤの新曲「カルチャー」をYouTubeにてサプライズリリースされました。

この記事では「キタニタツヤ」の「カルチャー」の歌詞の意味について考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!

気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!

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ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく
「気づき」も「目覚め」も、ユーチューブじゃもらえないよ
一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく
マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー
ね、そうだろべいべー

モ**の前でおしゃべりしてるだけの人たち
ムカつく「****」は顔出し晒してもいいらしい
ここでぶっちゃけたいが
在*****2世のおれの***もまた**フォビアでさ(えー?)
自分とこで痛みのリレー止めんのはムズいらしい

「なんとなく嫌」「なんとなく怖い」
そんなフォビアをアンインストールしたい
粛々と考える
そうやって歳をとる

ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく
「気づき」も「目覚め」も、ツイッターにゃ荷が重いよ
一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく
マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー

「少子化は若い**たちのせい」
「治安の悪化は****のせい」
「戦争は茶番、DSのやらせ」
歯止めのないネットミーム
誰かの描いた物語をありがたく聴いてそれだけをただ丸呑む
「真実」がぼくらの望む形をしてくれていたら、ちょっと危険かもね

「あいつらが悪い」「あいつらはずるい」
って二元論で片付くストーリーじゃない
から考え続ける
ハンナおばちゃんもゆってる(^-^)v

ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく
「気づき」も「目覚め」も、無くたって君はすごいよ
一歩ずつユクーリ学んでいく、間違えるたんび直していく
マジでかったるくて苦しい、でも日々育っていくデモクラシー
ね、そうだろべいべー

ポピュリストも拳銃も
キャッチーすぎる熱狂は長続きしないもんよ
ぼくらにはカルチャー
ひ孫にさえ届くように
どうせ逃げれぬ現実を楽しく見つめれるように
ぼくらにはカルチャー

それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!

「理性を耕す」というユニークな比喩が示す学びのスタイル

歌詞にある「ぼくらはマターリ進んでいく、少しずつ理性を耕していく」というフレーズは、成長を「農業」にたとえています。
理性は一気に完成するものではなく、耕し、水を与え、時間をかけて育てるものだという視点です。
ここには、急速に情報が拡散する現代のSNS文化への対抗として、「ゆっくり学ぶ」ことの価値が込められているように感じます。

豆知識専門家
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「耕す」という言葉の語源は、古語「たがやす(田を返す)」に由来します。土をひっくり返して空気を入れることで新しい命を育む準備をする作業です。
つまりこの歌詞では、知識や理性も「土壌を整えるように、ゆっくりと育てる」ものとして描かれているのです。

「フォビアをアンインストールしたい」という現代的願望

歌詞には「なんとなく嫌」「なんとなく怖い」そんなフォビアをアンインストールしたい、という印象的な一節があります。
ここでの「フォビア」は、差別や偏見の根底にある漠然とした恐怖を意味しています。
作者はこれを「ソフトウェアを削除する」ように言い換えており、現代人の感覚に寄り添った表現です。

豆知識専門家
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「フォビア(phobia)」はギリシア語「phobos(恐怖)」に由来します。
もともとはギリシア神話に登場する「恐怖を擬人化した神」の名前でした。
つまりこの歌詞は、古代の神話的な「恐怖」を、現代のデジタル用語「アンインストール」で処理しようとするユニークな発想を示しているのです。

「デモクラシー」と「カルチャー」が示す未来への希望

繰り返される「日々育っていくデモクラシー」という言葉は、民主主義を完成形ではなく、常に成長し続けるものと捉えています。
そしてラストの「ぼくらにはカルチャー ひ孫にさえ届くように」というフレーズでは、民主主義と文化が未来へと受け継がれる希望が語られています。

豆知識専門家
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「カルチャー(culture)」という言葉は、ラテン語「colere(耕す)」から派生しています。ここで冒頭の「理性を耕す」と繋がるのが興味深い点です。
文化とはまさに、人間が時間をかけて育て上げる「耕された理性の結晶」であり、この歌詞はタイトル自体にその伏線を仕込んでいるのです。

『カルチャー』という曲は、SNSやネット社会の速さの中で見落としがちな「ゆっくり育つ学び」と「理性を耕す姿勢」を大切にしようと語りかけています。
民主主義も文化も、すぐに完成するものではなく、世代を超えて育てていくもの。
急進的な熱狂や二元論ではなく、日々の思考と対話を積み重ねることで未来へと残していけるものだという希望が、この歌詞全体を貫いています。

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