歌詞考察|BE:FIRST『空』空も泣いてるからの深い意味とは?

音楽と豆知識
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この曲は『第92回 NHK全国学校音楽コンクール』中学校の部の課題曲となっています。

この記事では「BE:FIRST(ビーファースト)」の「空」の歌詞の意味について考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!

気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!

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大丈夫だって言って欲しくて
大丈夫じゃない自分を隠して, Oh
太陽みたいに笑えた日々は
雲の向こうでどんな顔かな

君が君で在れるように
僕は何ができるのかな
ちっぽけで消えそうな僕ら
胸の痛みがこぼれていくまま
泣いてもいい
空も泣いてるから

雨の日だって
誰かにとって
寄り添う涙に変わるんだろう
間違えたっていい 不安定なままでいい
いつか いつか太陽も顔を出すから

晴れの日だって
あなたを待って
雲の向こうで悩んでるんだろう
変わらない空はない 大丈夫
ずっと 泣いて笑ってあと一歩

ありがとうが言えなくて
ごめんねで塗り固めて, Oh
マイペースな雲に見下され
まぁいいか 笑いたきゃ笑え
最低な今日だって
流れて消えて行くだけ

嵐の前 台風の目
波乱と静けさは背中合わせ
もしも遠い所で一人ぼっちになっても
宇宙の向こうから見てみれば隣同士
We are under the same sky

雨の日だって
誰かにとって
寄り添う涙に変わるんだろう
間違えたっていい 不安定なままでいい
いつか いつか太陽も顔を出すから

晴れの日だって
あなたを待って
雲の向こうで笑ってるんだろう
変わらない空はない 大丈夫
ずっと 泣いて笑ってあと一歩進もう
一人じゃない もう一歩

雨の日でも
Every cloud has a silver lining
晴れの日でも
We are under the same shining
雨の日でも
Every cloud has a silver lining
晴れの日でも
We are under the same shining
雨の日でも
Every cloud has a silver lining
晴れの日でも
We are under the same shining

それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!

「泣いてもいい 空も泣いてるから」に隠された季語と自然観

このフレーズは日本人の自然観が深く根ざしています。
「空も泣いてるから」という比喩は、まさに自然と心が一体化する日本文化特有の感性。

注目の豆知識:雨は“涙”の季語だった?

豆知識専門家
豆知識専門家

「実は、“涙”って、季語としても使われてるんだよ。特に“涙雨”っていう言葉、知ってる?」

生徒
生徒

「えっ、“涙雨”?初耳かも。それってどんな意味?」

豆知識専門家
豆知識専門家

「悲しい別れのときに降る雨のこと。
たとえば、昔話や戦国時代の逸話なんかで、愛する人と別れた日に雨が降ると、“涙雨”って言われてたんだよ。」

生徒
生徒

「なるほど……だから“空も泣いてる”って、ただの比喩じゃなくて、古来からの情緒を受け継いでる表現なんだね。」

豆知識専門家
豆知識専門家

「そうそう。日本の歌詞って、こういう自然と感情のつながりを、さりげなく表現してることが多いのが面白いんだ。」

生徒
生徒

「“泣いてもいい”っていう言葉が、急に優しく感じる理由も、そこにあるのかも。」

「空も泣いてるから」は、感情を肯定するだけでなく、自然と共鳴して生きる私たちの姿を映し出しているのです。

「変わらない空はない 大丈夫」―“空”という言葉に込められた哲学

この楽曲のタイトルでもある「空」。
それは、常に変わっていく存在であると同時に、どこにいても私たちの頭上に広がる“つながり”の象徴です。

注目の豆知識:仏教における「空(くう)」の意味とは?

豆知識専門家
豆知識専門家

「“空”って、仏教では特別な意味を持ってるの、知ってた?」

生徒
生徒

「え?ただの“そら”じゃなくて?」

豆知識専門家
豆知識専門家

「うん、漢字の“空”は“くう”とも読んで、すべてのものには固定された実体がないっていう、仏教の教えなんだよ。
“無常”ともつながってる。」

生徒
生徒

「つまり、今悲しくても、それはずっとは続かないってこと?」

豆知識専門家
豆知識専門家

「その通り。“変わらない空はない”っていうフレーズは、まさにこの“空=無常”を表してるんだよ。」

生徒
生徒

「深いね……“空”って、一見すると何もないように見えて、実はすべてを含んでるんだ。」

豆知識専門家
豆知識専門家

「うん、そして変わり続けるからこそ、希望もあるってことなんだよね。」

このフレーズとタイトル「空」は、ただの自然描写ではなく、哲学的な“希望の余白”として私たちに語りかけてきます。

「宇宙の向こうから見てみれば隣同士」―視点を変えると見えるもの

この歌詞の中でも特に印象的なフレーズ。
「遠く離れていても、同じ空の下にいる」という感覚は、科学的にも文化的にも裏打ちされた“共通の安心”を意味しています。

注目の豆知識:アポロ宇宙飛行士と“同じ空”の話

豆知識専門家
豆知識専門家

「この“宇宙の向こうから見てみれば隣同士”ってフレーズ、アポロの宇宙飛行士のある言葉を思い出さない?」

生徒
生徒

「ん?どんな言葉?」

豆知識専門家
豆知識専門家

「アポロ17号の宇宙飛行士が言ったんだけど、『地球に国境なんて見えなかった』って。」

生徒
生徒

「あ、それ聞いたことある!人工的な境界は宇宙からじゃ見えないってやつだよね。」

豆知識専門家
豆知識専門家

「そう。つまり“違い”にばかり目を向けてると見えないけど、視点を変えれば人は“隣同士”なんだっていうメッセージが、ここにも重なってる。」

生徒
生徒

「歌詞の“同じ空”って、そう考えるとすごく大きな意味があるんだね。」

“空”は私たちが共有する最大の風景であり、視点を変えればすべてがつながっているという、普遍的なメッセージを内包しています。

『空』という曲は、「泣いてもいい」「間違えてもいい」といった言葉で、リスナーの弱さを否定せずに寄り添ってくれる楽曲です。
しかしその奥には、日本文化が育んできた自然との共鳴、仏教哲学、宇宙的視野といった深い文脈が流れています。

タイトルの『空』は、「何もない」ではなく、「変わり続ける」「つながり続ける」ことの象徴。
雨の日も晴れの日も、喜びも悲しみも、すべては“空”という大きな枠の中で共にある――そんな優しいメッセージが、私たちに一歩踏み出す勇気をくれるのです。

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