【ヨルシカ】太陽の歌詞の意味を徹底考察!映画『正体』の主題歌!

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11月29日より上映予定の映画「正体」の主題歌。

ヨルシカ 公式コメント
-本作の主題歌を務めることになったことについての感想
他人の作品に関わることの重みをいつも感じています。映画の最後に流れる主題歌は、始まりの一音だけで作品の持つ余韻を消し飛ばしかねないという恐怖があります。この映画の脚本を読んだ時、特にその怖さを感じました。監督との打ち合わせで印象的だったのは「讃美歌」というワードです。受け取ったメッセージを壊さないよう丁寧に作りました。

〜正体のあらすじ〜
『正体』は、染井為人の同名小説を映画化したサスペンス・エンターテイメント。
脱走した殺人事件の容疑者を追う刑事が、逃走先で容疑者と出会った人々との取り調べから、まるで別人のような新たな人物像に出会う様を描く。

今回はそんなヨルシカ」の「太陽」の歌詞の意味について徹底考察SNSでの反応もまとめましたのでぜひ読んでみてください!

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美しい蝶の羽を見た
名前も知らずに
砂漠の砂丘を飲み干してみたい
渇きのひとつも知らずに

美しい蝶の羽を私につけて
緩やかな速度で追い抜いてゆく

ゆっくりゆっくりと
あくびの軽さで
行ったり来たりを
繰り返しながら

美しい蝶の羽を見た
醜い私を知らずに
海原を全部飲み干してゆく
少しを満ちる知らずに

美しい鱗の粉を地平を染めて
ありえない速度で追い抜いてゆけ

ひらりひらりと
木漏れの光で
行ったり来たりを
繰り返しながら

私が歩いた道も私の足も
私が触った花も私の指も
私が死ぬ日の朝もその他の日々も
緩やかな速度で追い抜いてゆく

ゆっくりゆっくりと
あくびの軽さで
行ったり来たりを
繰り返しながら

ゆっくりゆっくりと
彼方へ
恐る恐ると羽を広げながら

さっそく歌詞の考察をしていきます!

1.蝶というモチーフに込められた意味

蝶は、この歌詞全体を通して繰り返し登場する重要なモチーフとなります。
蝶そのものは、自由、美、変化、そして儚さを象徴していると思われます。

自由と理想の象徴:「美しい蝶の羽」は、自分が到達したい理想や目標の象徴ですね。特に「私につけて」という表現から、自分もその自由や美しさに近づきたいという憧れが感じられます。
変化の象徴:蝶は脱皮や変態を経て成長する生き物であり、自分自身が変わりたい、成長したいという願いが隠れている可能性があります。
儚さの象徴:蝶の羽は一瞬で壊れるほどの繊細さを持ちます。理想に憧れる一方で、その儚さを認識している心情がうかがえます。

2. 自己否定と自己超越

歌詞の中では、「醜い私」という言葉や、自分と蝶の対比が繰り返されています。
この対比には、次のようなメッセージが隠れていると思われます!

自己否定の深さ:「醜い私」と蝶の美しさの対比は、自分を現実的に見つめる厳しい視線を反映しています。しかし、これは単なる悲観ではなく、その「醜い」自分を変えたいという願望の裏返しでもあります。
自己超越の願望:「美しい蝶の羽を私につけて」というフレーズに込められた願いは、単に蝶の美しさを得るというより、自己を超越して理想の存在になることを求めているように感じられます。

3. 時間と存在のテーマ

「ゆっくりゆっくりと」「緩やかな速度で追い抜いてゆく」といった時間の流れを表す表現が繰り返されます。
これには、次のような隠された意味があると思われます。

時間の不可逆性:蝶が象徴する理想や時間そのものが、緩やかに進む中で自分を追い抜いていく描写は、人生の有限性や、時間が持つ残酷さを暗示してるようです。
どんなに努力しても、時間は自分を待たずに進んでいくという現実を突きつけています。
循環と反復:「行ったり来たりを繰り返しながら」というフレーズは、単純な直線的な時間ではなく、人生が迷いや反復を含んだ螺旋のような構造を持っていることを示唆している可能性を感じました。

4. 自然と人間の対比

「砂漠」「海原」「木漏れの光」といった自然の描写が頻繁に登場する一方で、それに対する人間の存在は小さく、儚いものとして描かれています。

自然の広大さと人間の小ささ:自然は大きくて無限のように見えるのに対し、自分の存在や渇望は限られているという対比が、歌詞全体に流れています。
自然への憧れ:自然の美しさや力に圧倒されながらも、それに近づきたいという願望が、「蝶の羽をつけたい」という形で表現されています。

5. 生と死の境界

「私が死ぬ日の朝もその他の日々も」というフレーズは、死をはっきりと意識しています。しかし、それが特別ではなく「その他の日々」と並列で語られている点が注目できます!

死の受容:死を特別視せず、人生の一部として受け入れる姿勢が示されています。この歌詞の中では、死すらも蝶のように「緩やかな速度」で近づいてくる自然なものとして描かれています。
死からの再生:蝶というモチーフが生と死の循環を象徴している可能性があります。死を恐れながらも、その先に新しい始まりがあることを期待しているのかもしれません。

6. 「恐る恐る羽を広げる」メッセージ

最後の「恐る恐ると羽を広げながら」というフレーズには、未知への挑戦と同時に、不安や躊躇が含まれています。

挑戦への恐れと勇気:理想や目標に向かいたいという強い願望がありながら、それを叶える過程に対する不安や恐怖もリアルに描かれています。それでも羽を広げるという行為には、希望への一歩を踏み出そうとする決意が感じられます。
自己受容と未来への一歩:不完全な自分を認めながらも、理想に向けて進んでいく姿が、このラストのフレーズに凝縮されているようです。

まとめ

この歌詞の核となるテーマは、「有限な自分と無限への憧れ」だと思われます。
蝶は完璧さや理想の象徴であり、それに対する自分の不完全さや醜さを認識しつつ、それでもなお理想を追い求める人間の姿が描かれています。
時間の緩やかな流れの中で、自己の存在が消えゆくことへの儚さと、それに逆らおうとする意思の強さが同時に感じられます。

11月29日より上映予定の映画「正体」の主題歌

・この歌詞の核となるテーマは、「有限な自分と無限への憧れ」だと思われます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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