歌詞考察|平野莉玖「HERO」母への愛と成長を描く感動の真意

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平野莉玖の新曲「HERO(ヒーロー)」は10月29日(水)に配信リリース。

この記事では「平野莉玖」の「HERO(ヒーロー)」の歌詞の意味について考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!

気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!

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小さいけど大きな背中は
いつでも僕のヒーロー
Dear my ママ

ママ大好きだよ いつでも
このまま いつまでも元気でいてよね
あなたの元 生まれた奇跡
「嬉しい」って 抱きしめて伝えるよ 今から

家族で過ごす時間 幸せだった
でも家族は離れシングルマザー
ヤンチャな兄弟は暴れたい放題
働きすぎ 辿り着いたのは病院
「先生助けて」と願った 手術は成功 携帯が鳴った
画面越しに泣き笑いながら 僕は伝えた

ママ大好きだよ いつでも
このまま いつまでも元気でいてよね
あなたの元 産まれた奇跡
「嬉しい」って抱きしめて伝えるよ 今から

一人ぼっちだ 朝も夜も
今は分かるよ その理由も
汗水流して戦う姿 美しさとは何かを学んだ
口より先に手が出ちゃう だけど必ずそこには愛があるんだ
たった1人の存在だから 伝えなきゃダメ

ママ大好きだよ いつでも
このまま いつまでも元気でいてよね
あなたを 傷つけた事全て
「ごめんね」って 抱きしめて伝えるよ 今から

何よりも僕が大事で ずっとずっと僕がNo1
いつも一緒 頬を擦り寄せてさ 愛情表現忘れないよ
「決めたことは最後までやりきる」って大人になるから
だから安心して大丈夫 僕がママのヒーローさ

LaLaLaLaLa
LaLaLaLaLa
LaLaLaLaLa
LaLaLaLaLa
LaLaLa LaLaLaLaLa
LaLaLa LaLaLa

ママ大好きだよ いつでも
このまま いつまでも元気でいてよね
あなたの元 産まれた奇跡
「嬉しい」って 抱きしめて伝えるよ 今

LaLaLaLaLa
LaLaLaLaLa
LaLaLaLaLa
LaLaLaLaLa
LaLaLa LaLaLaLaLa
LaLaLa LaLaLa

Dear my ママ
You are my ヒーロー

※歌詞は現時点で判明している部分を耳コピしたものになります。

それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!

小さな背中が“ヒーロー”になる瞬間

「小さいけど大きな背中は いつでも僕のヒーロー」
この一行こそ、『HERO』というタイトルの核心です。

子どもにとって「ヒーロー」は、仮面ライダーやウルトラマンのような“強い存在”を指すもの。けれどこの歌では、それが「ママの背中」に重ねられています。つまりここで描かれる“ヒーロー”は、「守る人」ではなく「支える人」。戦う相手は“敵”ではなく“現実”です。

この「背中」という言葉には、深い文化的意味があります。日本語で「背中を見て育つ」という慣用句があるように、背中は“生き方”や“姿勢”そのものを象徴します。子どもは母の言葉ではなく、働く姿や苦しみに向き合う姿勢から人生を学ぶ。だからこそ、“小さいけど大きな背中”なのです。

豆知識専門家
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「ヒーロー(hero)」の語源はギリシャ語の「hērōs(ἥρως)」で、「神と人の中間に立つ者」を意味します。つまりヒーローとは、“完璧な存在”ではなく、“人間の苦しみを背負いながらも立ち上がる者”。
まさに、母が家族のために戦い、涙を隠して笑う姿こそ、現代のヒーロー像なのです。

“美しさ”の再定義

「働きすぎ 辿り着いたのは病院」「汗水流して戦う姿 美しさとは何かを学んだ」
このパートは、楽曲の感情の中心です。

“美しさ”を「外見」ではなく「生き様」として描く視点が印象的です。古来より日本語の「美しい」は、「うつくし(愛し)」という言葉から派生しており、“愛おしさ”“いとおしさ”の感情を含んでいました。つまり「美しい」とは「見た目」ではなく、「心を打つ生き方」に宿るものだったのです。

この歌の中で母は、貧しさや孤独、病を抱えながらも子を守る。
その姿は“苦労”ではなく、“誇り”として描かれている。
だからこそ、息子は彼女の背中に「美しさ」と「ヒーロー性」を見出したのです。

豆知識専門家
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「うつくし」は『源氏物語』などでも「かわいらしい」「いとおしい」という意味で用いられていました。つまり「美しさ」と「母性」はもともと同義の概念でもあったのです。
この語源的背景を踏まえると、「汗水流す母の姿」を“美しい”と表現するこの歌は、非常に日本的な「美の再定義」を行っていると言えます。

愛の継承と逆転の瞬間

「だから安心して大丈夫 僕がママのヒーローさ」
ラストでタイトル「HERO」が逆転します。

最初は母が“僕のヒーロー”だった。
けれど最後には、息子が“ママのヒーロー”になる。
この構造の変化こそ、歌詞全体の最大の伏線回収です。

親子関係の根底には、“恩の循環”があります。
かつて守ってくれた人を、今度は自分が守る。
この発想は、日本古来の「報恩(ほうおん)」の精神に通じます。
仏教では「恩を知り、恩に報いる」ことが人としての最も尊い行為とされており、この曲のメッセージそのものが「現代版の報恩物語」といえるでしょう。

豆知識専門家
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「恩」という字は「因(原因)」と「心」から成り立ちます。つまり「恩」とは、“誰かが自分に心を向けてくれた原因”を指す言葉。
『HERO』は、その“恩の原因”を思い出し、今度は自分が“恩を返す側”になるという成長の物語でもあるのです。

『HERO』は、ただの“母への感謝ソング”ではありません。
それは「子どもが母を超え、母を守る側に回る」という“愛の継承”の物語です。

タイトル「HERO」は、“強さ”ではなく“優しさ”の象徴。
母が息子を守り、息子が母を守る――その連鎖こそが、最も人間らしい“ヒーローの形”なのです。

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