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Number_i(ナンバーアイ)の新曲「i-mode(アイモード)」は9月22日にリリースされたNumber_iの2ndフルアルバム『No.Ⅱ』の収録曲となっています。
この記事では「Number_i(ナンバーアイ)」の「i-mode(アイモード)」の歌詞の意味についての考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!
気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!
Number_i(ナンバーアイ) i-mode(アイモード) 歌詞
聞こえてますか?
今年もひとまずカマすか
頭がおかしくなるくらいのCome Verse
1つ2つ超えて今3マイル
俺たちはいつだってHave a Nice
いつかはなるかもしれないPAPA Life
お前が見ててくれりゃ別に構わない
群がってくるカスには油売らない
Just a My Life
染まっていく花鳥風月
弱かった自分から奪ったマイク
俺ら愛の手前にはアンダーライン
Let’s Go To Ride
髪をそよがす風
当てもないほどの雨
日々をつなぐために歌って
ここら辺で終わらすガイダンス
カッコつけなくてもカッコイイから
また羽ばたくまで乗り続けるグライダー
地元じゃカンカン蹴飛ばし
今はパンパンな会場で歌うMy Life
蜃気楼のデッサン
I’m Cool For Me
うざい模様
朝焼けのように
まつ毛の上に溜まるホコリ
I Got a Distance
時を越えたりして
また初めて会えるように
始まるように
I’ve Got a Feeling
i-modeな君を見たい
i-modeな君を見たい
i-modeな君といたい
それだけでいいよ
今の本音を伝えたとこで
1年後はもう古臭い言葉に変わる
革新的だったスキルも当時好きだった子も
とうにいにしえの魔法のようにLost
それぞれのmodeの先にのるボート
ぼーっとしてたら失う大事なコト
形なんてもう無え
本音が滲んだマイクロフォンで
後世を見通せ
Let’s Go To Die
歩みを止める風
前も見えないほどの雨
明日を生きるために歌って
裸で裏返ってる
魂を蹴飛ばして
誰がなんと言おうとブレないレール
変えてくこの世界のmode
泥臭くまた明日へ
蜃気楼のデッサン
I’m Cool For Me
うざい模様
朝焼けのように
まつ毛の上に溜まるホコリ
I Got a Distance
時を越えたりして
また初めて会えるように
始まるように
I’ve Got a Feeling
i-modeな君を見たい
i-modeな君を見たい
i-modeな君といたい
それだけでいいよ
Number_i(ナンバーアイ) i-mode(アイモード) 歌詞考察と豆知識
それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!
花鳥風月と「俺ら愛の手前にはアンダーライン」
歌詞の中盤に登場する「染まっていく花鳥風月」という一節は、自然や季節を愛でる日本文化をラップの文脈に取り入れたユニークな表現です。
本来「花鳥風月」は詩歌や絵画における美的テーマを指し、「自然を通して人間の感情を表す」意味を持ちます。
ここでは、自身の人生や音楽活動がまるで自然に染め上げられるように展開していくことを示しているのでしょう。
また「愛の手前にはアンダーライン」という言葉は、ラップ文化における“リリックに線を引く”感覚を思わせます。
愛という普遍的なテーマの直前に下線を引くことで、「これは強調すべき人生の真実だ」という意志を刻んでいるように響きます。

「花鳥風月」という言葉は、中国の「詩経」にまで遡れる表現で、日本では平安時代の和歌から広く用いられてきました。
武士や庶民もこの言葉を用いたことから、「自然を通じて心を映す」ことは、身分を超えた文化的共通項だったのです。
「蜃気楼のデッサン」と時間を超える感覚
サビ前に出てくる「蜃気楼のデッサン」という表現は、実体を掴めない未来や夢の儚さを示しています。
蜃気楼は砂漠や海上で見える幻想的な光景ですが、日本では古くから「龍が吐く気でできる幻」とも信じられてきました。
つまり蜃気楼は「幻でありながら神秘的な力を持つもの」とされてきたのです。
「I Got a Distance / 時を越えたりして」というフレーズと重ねると、今の瞬間は掴めなくても、音楽や言葉を通じて時間を超えて人と再会できるかもしれない、という希望が見えてきます。
蜃気楼の不確かさが、むしろ未来との接点を生み出すのです。

蜃気楼の語源は「蜃(大ハマグリ)が気を吐くと城のような幻が見える」という中国の伝承に由来します。
古代日本でもこの説が伝わり、蜃気楼は「蜃気楼(しんきろう)」と表記されるようになりました。
実体のない現象に「城(楼)」の字を当てるところに、古人の想像力の豊かさが表れています。
「i-modeな君を見たい」が示す時代性
タイトルにもなっている「i-mode」という言葉は、1999年にNTTドコモが開始した携帯電話のインターネット接続サービスを指します。
今やスマホ全盛の時代に「i-modeな君」と歌うのは、ただの懐古ではなく「当時の最先端と今の古さ」を重ね合わせる対比です。
歌詞に「今の本音を伝えたとこで / 1年後はもう古臭い言葉に変わる」とあるように、流行や技術はすぐに過去のものになります。
しかし「i-modeな君といたい」という願いは、ツールや時代を超えて残る普遍的な気持ち。
ここに、歌全体のテーマである「形は変わっても想いは残る」が凝縮されているのです。

「i-mode」の「i」は「information(情報)」と「internet」の頭文字ですが、同時に「私(I)」の意味も掛けられています。
つまり「i-mode」とは「情報のモード」であると同時に、「私自身のモード」を切り替える装置でもあったのです。
歌詞で「i-modeな君」と呼びかけるのは、「時代の最先端にいる君」と「個人としての君」の両義性を抱きしめる行為と言えます。
Number_i(ナンバーアイ) i-mode(アイモード) 歌詞考察と豆知識 まとめ
「i-mode」の歌詞は、過ぎ去る流行や技術を単なる懐古としてではなく、「本音や愛情はツールを超えて生き残る」という普遍性へと昇華しています。
花鳥風月のように自然に染まる人生、蜃気楼のように儚くも美しい未来、そしてi-modeのように古びても残る想い。
それらを束ねるのは、音楽と愛の力です。
この曲は、「時代のモードは変わっても、本質は変わらない」というメッセージを届けているのではないでしょうか。
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