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この曲は4月5日(土)より放送されているアニメ「片田舎のおっさん、剣聖になる」オープニング主題歌となっています。
この記事では「西川貴教」の「HEROES(ヒーローズ)」の歌詞の意味についての考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!
気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!
西川貴教 HEROES(ヒーローズ) 歌詞
どんな遠い道のりでも
踏み出す一歩目の勇気があったんだ
何度もぶつかって何度躓いても
きっと辿り着けるから
ずっと、あの日みた景色を追いかけているだけじゃ追いつけなくて
何千回挑んでも
何万回もくじけて
全部投げ出しそうだけど
聞き分けない心臓がまだやれるって叫ぶから
もっと強く願い込めた
それでも戦って
何かを失って
全て間違いだとしても
今を変えれるのは自分自身だけなんだ
超えてゆけ、憧れたヒーロー
※歌詞は現時点で判明している部分を耳コピしたものになります。
西川貴教 HEROES(ヒーローズ) 歌詞考察と豆知識
それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!
一歩目の勇気に宿る“英雄譚”のはじまり
注目フレーズ:「踏み出す一歩目の勇気」
このフレーズが示すのは、まだ何者でもない状態から始まる旅。
その「最初の一歩」が、どんなヒーロー譚においても最も重要な要素です。
英雄になるのは「結果」ではなく、「選択」の積み重ねだというメッセージが込められています。
【豆知識】“ヒーロー”という言葉の語源、知ってる?

ねぇ、「ヒーロー」って、なんで“勇者”とか“英雄”って意味になったんだろう?

いい質問!実は「ヒーロー(hero)」って語源は、古代ギリシア語の「hērōs(ヘーロース)」なんだ。
これは「守護者」とか「神に近い存在」を意味していたんだよ。

守護者?つまり戦う人だけじゃなくて、誰かを守る人?

その通り。
ギリシャ神話では、ヘラクレスみたいに超人的な力で人を救う存在を“ヘーロース”って呼んでたの。
戦いよりも“使命感”や“献身”が本質なんだ。

へえ、現代の「ヒーロー」とは少しニュアンス違うんだね!

うん。だから「一歩目の勇気」っていうのは、自分を超えて“誰かのために立つ”覚悟を持つという意味にもつながるんだよ。
聞き分けない心臓、それは「意志」の鼓動
注目フレーズ:「聞き分けない心臓がまだやれるって叫ぶ」
ここで心臓が主語になるのがユニークなポイント。
心臓は理性を無視して、何度くじけても「まだいける」と叫ぶ。
この比喩にこそ、“ヒーローとは理屈じゃない”という核心が表れています。
【豆知識】「心臓」が意志を象徴する理由

なんで心臓って、よく「意志」や「本音」を表す比喩にされるんだろう?

それはね、古来から心臓は「命」や「魂」の象徴だったからなんだよ。
たとえば日本語でも「肝心要(かんじんかなめ)」って言うでしょ?

あ、確かに!それって全部、身体の部位が心を表してるね。

そうそう。
ヨーロッパでも同じで、“take heart”(勇気を持て)なんて英語表現があるくらい。心臓は“思考”じゃなくて“衝動や本能”の象徴だったんだ。

つまり、「聞き分けない心臓」っていうのは、自分の中の“静かな直感”のことなんだね。

うん、それが何万回くじけても動き続ける…それがこの歌の“ヒーロー像”に重なってくるわけ。
憧れを超えるとき、ヒーローは「自己」になる
注目フレーズ:「超えてゆけ、憧れたヒーロー」
このラストの一文が強烈です。
「憧れたヒーロー」になるのではなく、それを“超えてゆけ”という宣言。
つまり、“誰か”ではなく“自分”になる瞬間こそが、真のヒーローへの変身だと教えてくれています。
【豆知識】「憧れ」という言葉の古語的な意味

「憧れたヒーローを超える」って、すごく印象的だけど、「憧れ」って本来どんな意味だったんだろ?

実はね、「憧れる」はもともと古語で「あくがる(憧る)」から来てるの。

「あくがる」?どんな意味?

これが面白くて、「魂が体からふわっと離れて、さまよう」っていう意味なんだよ。

えっ、まさに夢にうっとりして魂が抜ける感じじゃん!

そう、つまり「憧れる」って“現実を抜け出して理想に惹かれる状態”なんだよね。
この曲では、その“うわついた理想”を超えて、自分自身で生きていけって語ってるんだよ。
西川貴教 HEROES(ヒーローズ) 歌詞考察 まとめ
この曲が描く“ヒーロー”は、特別な力を持った誰かじゃありません。
むしろ、何度失敗しても「一歩目の勇気」を出し、「聞き分けない心臓」に従い、「憧れ」すらも超えていこうとする“あなた自身”のこと。
「ヒーローになる」のではなく、「ヒーローである自分に気づく」こと。
それが『HEROES』というタイトルに込められた、本当の意味なのです。
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