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この曲はTVアニメ『阿波連さんははかれない season2』 オープニング主題歌となっています。
この記事では「ずっと真夜中でいいのに。」の「微熱魔(ビネツマ)」の歌詞の意味についての考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!
気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!
ずっと真夜中でいいのに。 微熱魔(ビネツマ) 歌詞
はるか先の想像力くれた
夢を見てしまうな
春はルピナスの花を覚えた
気づいてくれる 気まず
冬は形あるもの煮込んだ
廊下は冷たいのがいい
明日の予定を共に立てた
汗が混み合ってしまう
解釈違いの以心伝心
浄化されてゆく変幻自在な倍音
winwinでいたいけど 近づいてもいいの?
追いかけても 問いかけても また
迷宮 担うばかり
熱を帯びた言葉たちが やんちゃする
都市伝説的に いずれ解る
形なき秤
安心させて 緊張させて 奇妙な今世
微熱 望むまま
夏は丸い綿飴くれた
溶けるけど甘い記憶包まれる
秋は歴史に残す文化祭の準備して
風が吹けば 触れた
微熱 望むまま
君が 望むなら
追いかけても 問いかけても また
迷宮 担うばかり
熱を帯びた言葉たちが やんちゃする
都市伝説的に いずれ解る
形なき秤
安心させて 緊張させて 奇妙な今世
皮膚を引っ張って順応して
“わたしだけ はかってたよ”
舞い上がったどの瞬間も
“冗談なんて一つもない”
言えなかった言葉の方が
ずっと根っこに宿るけれど
今なら明かせちゃうかな
わたしから 魔
追いかけても 問いかけても また
迷宮 担うばかり
熱を帯びた言葉たちが やんちゃする
都市伝説的に いずれ解る
形なき二人
安心させて 緊張させて 奇妙な本音
微熱 望むまま
っ魔
ずっと真夜中でいいのに。 微熱魔 歌詞考察と豆知識
それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!
微熱という“魔”──「春はルピナスの花を覚えた」から読み解く
歌詞のなかで春が登場するとき、「ルピナスの花」が象徴的に用いられています。
ここには“微熱”という不安定で甘い感情と季節の始まりが重ねられているように感じます。

「ルピナスの花って、なんで春に選ばれたと思う?」

「ルピナスは“昇る”って意味のラテン語 ‘lupinus’ が語源なの。
英語で“ルーピン”とも呼ばれて、逆境の中でもまっすぐ上へ咲く強さがある花だよ」

「つまり、“はるか先の想像力”って、ただの妄想じゃなくて、困難を越えて未来を思い描く強い意思なんだ?」

「うん。しかも、ルピナスの花言葉には“いつも幸せ”“母性愛”なんて意味もあるから、“微熱”みたいにあたたかくて曖昧な愛情にも通じてるよ」

「なんだか、微熱って“魔”よりも“ままならない優しさ”みたいに思えてくるね」
この花の象徴性が、“微熱”という感情にどう重なるか──それは、恋のはじまりにある不安定さ、でも確かに体温を持った「魔」のような引力です。
「迷宮 担うばかり」──“都市伝説的”恋愛の構造とは
歌詞の中で繰り返される「迷宮」「問いかけても」「やんちゃする言葉たち」という表現は、関係の輪郭が掴めないまま進んでいく恋の迷いを表しています。

「“都市伝説的”って言葉が気になるんだけど、どういうニュアンス?」

「“都市伝説”って、日常のすぐ隣にあるのに真実かどうかわからない話でしょ?
つまり“知ってるようで知らない関係”を指してると思う」

「なるほど、信じたいけどどこか幻みたいな関係…」

「しかも“形なき秤”って出てくるから、恋愛のバランスも見えない。
でもそれでも“安心”と“緊張”が共存してるのがリアルだよね」

恋って、まさに目に見えない“魔”を信じるようなものなのかも…」
恋というものがどれほど理性では測れないのか、その不確かさこそが“微熱”という言葉に託されているのだと気づきます。
「魔」としての私──「わたしから 魔」に込められた覚悟
最後に歌詞は、「わたしから 魔」と終わります。この一行は、自分自身の“魔性”を肯定するような、覚悟のある告白に見えます。

「“魔”って悪いものみたいに思われがちだけど、ここでは違う意味がありそう」

「実は“魔”の語源って、サンスクリット語の “māyā(マーヤ)”に由来してて、“幻想・錯覚”の意味もあるんだよ」

「仏教で言う“マーヤ”って、この現実自体が幻ってこと?」

「そう。それってつまり、“恋”そのものが現実のようでいて錯覚みたいなものだとも言えるし、自分が“魔”になるってのは、“恋という幻を操作する者”になるってことかも」

「“わたしから魔”って、弱さでも罪でもなく、“意志”として自分の感情を差し出す覚悟だったのかも…」
ここで言う「魔」は、自己否定でも暴力でもない。誰かを惹きつけてしまう、自分でも抗えない魅力と意志をもった存在としての“私”を象徴しています。
ずっと真夜中でいいのに。 微熱魔 歌詞考察 まとめ
『微熱魔』が描くのは、理屈では測れない関係性のなかで、あえて“魔”の側になることを選んだ人間の物語です。
四季を通して描かれる記憶の断片は、“微熱”のような曖昧な想いにリアルな温度を与えています。
そして、その熱の正体が「魔」であるなら、それは恋という幻に抗えなかった自分自身の魂かもしれません。
曲のタイトル『微熱魔』は、そのまま「曖昧な温度のような恋に引き寄せられ、時に飲み込まれてしまう自分」を象徴する言葉。
「魔」とは他人ではなく、自分の中にある“熱”だったのです。
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