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なにわ男子の新曲「アシンメトリー」はドラマ オシドラサタデー「リベンジ・スパイ」主題歌となっています。
この記事では「なにわ男子」の「アシンメトリー」の歌詞の意味についての考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!
気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!
なにわ男子 アシンメトリー 歌詞
不揃いなまま絵になっていく 僕らのパズルのピースは
欠けている事 それ自体に意味がある
君を知れば知る程に その笑顔に胸が痛む
誰にも言わない本音に また気付かぬフリ
月の輝きも 太陽が照らす光
僕は君を愛する事で 目覚めていく
白と黒で描く螺旋に 何度も虹をかけていく
ありのままの君でいいんだ ちゃんと側にいるから
その優しさに触れて気付いた ただ君を幸せにしたい
アシンメトリー 僕たちは
歪なまま溶け合う この世界で
雨上がりの街の匂い 湿った空気の重さに
あの日の記憶 また何度も繰り返す
人は超えていく どんな悲しい過去も
その全てに意味があるように
深い青に満ちた空に 星座と月が浮かんでいる
夜も朝も違いはないと 君は知っているから
冷たく閉ざした扉を押して 迷いも孤独も分けて欲しい
その声で満ちていく
月のまどろみの中 重ねていよう
Black & White 誰しも心に 見透かせない表裏
Which one? そこに真実はない
歪なままの不完全を見つめて
長い夜が明ける度に 僕らは生まれ変わっていく
今出せない答えにだって いつかきっと
だから…
白と黒で描く螺旋に 何度も虹をかけていく
ありのままの君でいいんだ ちゃんと側にいるから
その優しさに触れて気付いた ただ君を幸せにしたい
その声で満ちていく 月のまどろみの中
アシンメトリー 僕たちは
歪なまま溶け合う この世界で
So maybe, we’re enough
なにわ男子 アシンメトリー 歌詞考察と豆知識
それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!
不揃いなパズルが示す「アシンメトリー」の愛
歌詞の冒頭にある「不揃いなまま絵になっていく 僕らのパズルのピース」というフレーズは、この曲の核心を突いています。
パズルは通常「揃えること」が目的ですが、ここでは「欠けていること」にこそ意味があると歌われています。
つまり、相手と自分の「欠け」や「不完全さ」そのものが、愛の形をつくる大事な要素だということ。これはまさにタイトルの「アシンメトリー(非対称)」を象徴する部分です。

「アシンメトリー(asymmetry)」という言葉は、ギリシャ語の「a(否定)」+「symmetria(対称・調和)」から生まれました。
つまり「対称ではないこと=不均衡」を意味します。
西洋美術や建築では長らく「左右対称こそ美しい」とされてきましたが、20世紀以降、日本的な「わび・さび」の思想や東洋の美意識の影響を受けて、「非対称に宿る美しさ」も評価されるようになったのです。
この歌詞も「揃っていないからこそ生まれる美しさ」を肯定しているのです。
白と黒の螺旋に虹をかける意味
サビに登場する「白と黒で描く螺旋に 何度も虹をかけていく」という一節は非常に象徴的です。
白と黒は善と悪、光と影といった対立を示しますが、その螺旋に「虹」をかけることで、相反するものを繋ぎ直す行為を描いているのです。
ここで面白いのは「虹」の文化的背景です。西洋では虹は「神と人をつなぐ橋」として旧約聖書に登場します。
日本では「天の橋」として神話にも見られます。
つまり、虹は「異なるものを繋ぐ象徴」であり、この歌詞では「白と黒という対立を越える愛」を意味していると考えられます。

「螺旋」という形も重要です。
螺旋は古代から「成長」や「再生」のシンボルとされてきました。
DNAの二重螺旋もその一例です。
白と黒の螺旋に虹をかけるイメージは、対立を超えて新しい調和を生み出す「進化する愛」を表しているのです。
月と太陽、夜と朝――境界を超える「アシンメトリー」
後半の歌詞では「月の輝きも太陽が照らす光」「夜も朝も違いはない」という対比が登場します。
ここにも「アシンメトリー」の思想が潜んでいます。
通常、月と太陽、夜と朝は対立関係に置かれます。
しかしこの歌詞では「違いはない」と歌われる。つまり、非対称に見えるものも実はひとつながりであるという逆説的なメッセージなのです。

日本古来の陰陽思想では、太陽は「陽」、月は「陰」とされ、表裏一体で存在するものと考えられてきました。
陰と陽は対立するのではなく、互いに補い合う関係です。
この考え方は「アシンメトリー」という概念と深く通じます。
対称ではなくても、互いがあることで成り立つ――それこそが歌詞全体のテーマなのです。
なにわ男子 アシンメトリー 歌詞考察と豆知識 まとめ
「アシンメトリー」というタイトルが示すのは、完璧さよりも不完全さに宿る愛の美しさです。
欠けたままのパズルのピース、白と黒を繋ぐ虹、月と太陽が一体となる世界。
すべてが「非対称だからこそ成り立つ愛」を表しています。
この歌詞は「人は不揃いで、欠けていて、矛盾している。
でも、その不完全さこそが誰かと溶け合い、幸せを生み出す力になる」というメッセージを届けているのです。
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