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この曲は4月14日から始まるフジテレビ系月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主題歌となっています。
フジテレビ4月スタートの新“月9”ドラマ
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) March 11, 2025
『最後から二番目の恋』11年ぶりに続編決定👩❤️👨
小泉今日子&中井貴一がW主演💫
坂口憲二・内田有紀・飯島直子も続投💫https://t.co/9WLxZF5QSQ
主題歌は3期連続で浜崎あゆみが担当🌃
新曲「mimosa」を書き下ろし🎼https://t.co/weBvuvkiks#小泉今日子… pic.twitter.com/rzhW8HgGUT
この記事では「浜崎あゆみ」の「mimosa(ミモザ)」の歌詞の意味についての考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!
気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!
浜崎あゆみ mimosa(ミモザ) 歌詞
「ひとつだけ昔の自分にかけてあげられる
としたならどんな言葉にしますか?」
そんな質問よくあるよね
お決まりの台詞に聴こえるかも知れないけど
「努力は報われるから大丈夫だよ」って
きっとあの涙の苦さを忘れずにいるから
大人になったからって全てがうまく
いく訳じゃないと知れたから歩いてるんだろう
傷は時間と共に癒えるんじゃなくて
笑顔をどれだけ上書き出来るかじゃないかな
その為に今日も諦めずに生きてんじゃないかな
最後から数えることなんて大袈裟すぎるし
実感が湧かないしってあっけらかんと
言っていた日々は遠くなってシュールさに
ぎゅっとなる
人を心の底から信じるだなんて
何かに本気で人生賭けるだなんて
今の時代にまるで合ってないことはさぁ
わかってんだけどそれでもねぇ
やっていくんだよ
だって此処が君の居る世界なんだから
知らない人ほど言う
「大変ですね」って「わかりますよ」って
言葉が虚無感の輪になって割れた
大人になったからって全てがうまく
いく訳じゃないと知れたから歩いてるんだろう
傷は時間と共に癒えるんじゃなくて
笑顔をどれだけ上書き出来るかじゃないかな
その為に今日も諦めずに生きてんじゃないかな
人を心の底から信じるだなんて
何かに本気で人生賭けるだなんて
今の時代にまるで合ってないことはさぁ
わかってんだけどそれでもねぇ
やっていくんだよ
だって此処が君の居る世界なんだから
浜崎あゆみ mimosa(ミモザ) 歌詞考察と豆知識
それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!
「努力は報われる」と言えるのは、“あの涙”を覚えているから
「努力は報われるから大丈夫だよ」って
きっとあの涙の苦さを忘れずにいるから
この一節には、単なる自己肯定ではなく、“記憶”という時間的重みが込められています。
よくある人生訓に聞こえがちな「努力は報われる」という言葉も、過去の自分に向けて語ることで、逆説的にその言葉の重みを取り戻しているんです。
豆知識:古語の「報い」は、必ずしも“良い結果”を指していなかった?

「“報い”って、今では『報われる=成功する』って意味だけど、元々は違ったんだよね」

「えっ、どういうこと?」

「平安時代とかでは、“報い”は因果応報の『応報』の意味が強くて、良いことにも悪いことにも“結果が返ってくる”って中立的な言葉だったんだ。仏教の影響で、“善い行いをすれば善い報いがある”って意味合いが徐々に強まっていったんだよ」
「そう。それを“涙の苦さを忘れない”という記憶と結びつけることで、この歌詞はより深い説得力を持ってるんだと思う」

「つまり、『努力は報われる』って言葉には、もともと“それが善であれば、いずれ良い形で戻ってくる”っていう仏教的な含みがあるってこと?」

「そう。それを“涙の苦さを忘れない”という記憶と結びつけることで、この歌詞はより深い説得力を持ってるんだと思う」
“報い”という言葉に込められた仏教的因果の意味が、実はこの一節の土台を支えている――そんな解釈が、この歌詞をより深く味わう鍵になるかもしれません。
「傷は癒えるのではなく、上書きされる」ーー記憶の性質と笑顔の効能
傷は時間と共に癒えるんじゃなくて
笑顔をどれだけ上書き出来るかじゃないかな
多くの人が「時間が癒してくれる」と思いたくなりますが、この歌詞はその“癒し”の構造を逆手に取ります。
「上書き」というのは、記憶の性質そのものを的確に捉えた心理的比喩です。
豆知識:記憶は“上書きされる”ように再構成される?

「実は、私たちの記憶って、思い出すたびに“書き換えられる”って知ってた?」

「えっ!?記憶って変わらないものじゃないの?」

「脳科学的には“再記憶化(リコンソリデーション)”っていうプロセスがあって、記憶は引き出されるたびに更新されるの。つまり、悲しい出来事も、それを思い出すタイミングで別の記憶と混ざって“違うもの”になっていくんだよ」

「じゃあ、“笑顔で上書き”っていうのは単なる詩的表現じゃなくて、脳科学的にも理にかなってるってこと?」

「そう。“癒える”という受動的な回復じゃなく、“上書き”という能動的な行為を選ぶという点が、この曲の主体性の強さなんだと思う
「自分の記憶をどう書き換えていくか」ーーそれがこの曲のもう一つの主題なのかもしれません。
「本気で人生賭けるなんて、今の時代に合ってない」――“時代遅れ”を選ぶ覚悟
何かに本気で人生賭けるだなんて
今の時代にまるで合ってないことはさぁ
わかってんだけどそれでもねぇ
やっていくんだよ
この歌詞には、明らかに“諦観”と“覚悟”の両方が込められています。
「今の時代に合ってない」と自覚しながらも、それでも信じてやっていく。
それは、もはや信仰に近いスタンスなのかもしれません。
豆知識:現代における“武士道”の残像?

「この歌詞を読んで、ふと思ったんだけど…現代的な武士道って、こういう姿勢のことかもしれない」

「武士道って、あの“名誉を重んじる”ってやつ?」

「そう。新渡戸稲造が言ってた“義・勇・仁・礼・誠”の中で、『誠』っていうのが特に重要視されてたんだ。誰も見ていなくても、自分の信じる道を貫くこと」

「つまり、“時代に合ってない”とわかってても、信念に殉じて生きていく姿が、現代の武士ってこと?」

「そう。“この世界に君がいるから”というラストの言葉は、まさに“忠義”に近いよね。大義じゃなく“君”のために生きる、っていう」
「時代に合っているかどうか」ではなく、「自分が信じた道にどれだけ真っすぐでいられるか」が、この曲の静かな革命です。
浜崎あゆみ mimosa(ミモザ) まとめ
まとめ:「大人になる」とは、幻想を脱ぎ捨てて、それでも歩き続けること
『mimosa』は、大人になるという言葉に漂う漠然とした成功像や完成形を否定しながらも、それでも歩き続ける姿勢を描いています。
「努力は報われる」「時間が癒す」など、よくある言葉を“自分の手で信じ直す”という行為が、この歌の本質なのかもしれません。
だからこそ、最後にこう言い切るのです。
だって此処が君の居る世界なんだから
それは、“自分の人生に責任を持って生きていく”という、極めて静かながら強い宣言です。
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