歌詞考察|北山宏光『波紋』に隠された感情の波が世界を変える瞬間とは?

音楽と豆知識
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この曲は6月16日にリリースされる2ndアルバムの表題曲となっています。

この記事では「北山宏光」の「波紋-HAMON-」の歌詞の意味について考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!

気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!

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TRIGGER EFFECT
意志の火が飛ぶ
TRIGGER EFFECT
開花するWave
全方位
すぐK.O.
C’monもっと上へ
やってんな!

TRIGGER EFFECT
自分との勝負
TRIGGER EFFECT
君も誘う
Break the code
今決行
C’monもっと上へ
やってんな!

誰かが言った
正論だけが正義なのか
頭の中は (悲しませる言葉は悪だ)
分かってんだ
常識とやらをいくら重ね繕おうが
ほら傀儡みたいだ
(選ぶ「オモシロイ」の勝つ方へ)

曲ガラネバ世渡ラレヌ
手ヲ招イテLaugh
定義、懐疑、崩壊デ織リナスノハ曼荼羅
空いてるHeartに直接Knock
泣き出したいNight本音は何処
狂ってる正論じゃ未来が死ぬだろ

己のバカなプライドを壊せる強さを
見つけ出せた者にしか響かないのだろう
でも信じるしかない
でも信じるしかない
この一石で呼べ波よ
導け、届け、君の元へ
火がつくまで

(Change of mindset)
誰かが言った
感受性を守れるか
頭の中は(丸くなる事が大人なのか)
分かってんだ
美しいはずの君に備うその角(カド)を
削られるかは
(選ぶ「アレンジ」が活路だな)

曲ガラネバ世渡ラレヌ
手ヲ招イテLaugh
定義、懐疑、崩壊デ織リナスノハ曼荼羅
湧いてるNoiseは
Shut your mouth
生み出したいAns.
Cat and mouse
暴走した正論じゃ心が死ぬだろ

誰かのバカなプライドが蔓延る世界を
変えようとした者にしか響かないのだろう
でも泣きたくはない
でも泣きたくはない
この一石で呼べ波よ
導け、届け、君の元へ

君の疼き出した渦巻く波紋が
全て巻き込み愛として鳴り響くだろう
「I」信じるしかない
「I」信じるしかない
この一石で呼べ波よ
導け、届け、君の元へ
火がつくまで
燃える願い

TRIGGER EFFECT
意志の火が飛ぶ
TRIGGER EFFECT
開花するWave
全方位
すぐK.O.
C’monもっと上へ
やってんな!

TRIGGER EFFECT
自分との勝負
TRIGGER EFFECT
君も誘う
Break the code
今決行
C’monもっと上へ
やってんな!

それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!

TRIGGER EFFECTが意味する「意志の連鎖反応」

まず注目したいのは、繰り返される《TRIGGER EFFECT》という言葉。
これは「引き金効果」と訳される言葉で、もともと軍事や心理学の分野でも使われる言葉です。
些細な出来事が連鎖的に大きな影響をもたらすという意味を持っています。

この歌詞では《意志の火が飛ぶ》《開花するWave》と続いており、個人の意志が連鎖反応を起こし、やがて大きな「波」となって広がっていく様子を描いています。
タイトルの「波紋」とまさに繋がる概念です。

生徒
生徒

「“TRIGGER EFFECT”って、なんとなくカッコいい言葉だけど、具体的にはどういう意味なの?」

豆知識専門家
豆知識専門家

「あれね、元は心理学とか社会学で使われる用語なんだよ。たとえば一人の怒りや発言が集団に伝染して暴動になるみたいな、ちょっとした“引き金”が大きな結果を呼ぶ現象のこと。」

生徒
生徒

「あ、それって“バタフライ・エフェクト”にも近いのかな?」

豆知識専門家
豆知識専門家

「かなり近い!でも“TRIGGER EFFECT”はもっと意図的な動きにも使われて、ここでは“意志の火”が飛び火して広がってるイメージ。波紋のようにね。」

生徒
生徒

「なるほど、だから『開花するWave』って表現になるわけか。」

豆知識専門家
豆知識専門家

「そう。たった一人の“決意”が、他人を巻き込みながら世界を揺らす“波”になるってことなんだよ。」

曼荼羅(まんだら)が示す、定義と崩壊の美

《定義、懐疑、崩壊デ織リナスノハ曼荼羅》という一節は、非常に印象的です。
ここで登場する「曼荼羅」は、仏教の世界観や宇宙観を象徴する図であり、混沌の中にある秩序を描いたもの。
定義(ルール)、懐疑(問い)、崩壊(破壊)という対立と矛盾のすべてを一つに織り成していくのが曼荼羅なのです。

つまりこの歌詞では、「正しさ」や「常識」が崩れていく中でも、自分の中に“新しい秩序”を見出していくことがテーマになっているのです。

生徒
生徒

「“曼荼羅”って、アートとか仏教のイメージが強いけど、歌詞に出てくると難解に感じるね。」

豆知識専門家
豆知識専門家

「実はすごく深い意味があるんだ。曼荼羅は“混沌の中の秩序”を象徴していて、仏教では宇宙や真理そのものを表現してるの。」

生徒
生徒

「えっ、カオスの中に秩序があるってこと?」

豆知識専門家
豆知識専門家

「そう。だから歌詞の《定義、懐疑、崩壊デ織リナスノハ曼荼羅》って、矛盾も対立も全て含んで“世界”を織りなしていく様子を表してるの。」

生徒
生徒

「ということは、“常識”が崩れても、そこに自分だけの曼荼羅を描いていけるってことか。」

豆知識専門家
豆知識専門家

「まさに!それがこの歌の核心にある“感受性の守り方”にも繋がると思うよ。」

「波紋」とは、プライドを壊した先に響く感情の共鳴

サビの《この一石で呼べ波よ》《君の疼き出した渦巻く波紋が》という部分には、タイトルの「波紋」の意図が明確に表れています。

波紋とは、水面に石を投げ込んだときに広がる輪のような波。
何かしらの行動や感情が、静かな場所に投じられたとき、それが次第に周囲へと影響を及ぼすことの象徴です。

ここでは《己のバカなプライドを壊せる強さを》持つことが波を起こす“石”になります。
つまり「正しさ」や「常識」に飲み込まれるのではなく、自分の本音や願いを信じて発信することこそが、大きな共鳴=波紋を生むのです。

生徒
生徒

「“波紋”って、単に水の波のことかと思ってたけど、比喩として使うと深いよね。」

豆知識専門家
豆知識専門家

「そうそう、もともと“波紋”は影響が広がる様子を指す比喩で、実際に英語でも“ripple effect”って言うんだ。」

生徒
生徒

「たしかに《一石で呼べ波》って言ってるもんね。一人の行動が周りに広がっていくってことか。」

豆知識専門家
豆知識専門家

「そう。それもただの行動じゃなくて、《己のプライドを壊せる強さ》を持った“本音の行動”が波紋を生むって歌ってる。」

生徒
生徒

「共鳴するには、自分がまず本気でぶつからなきゃいけないってことか…グッとくるね。」

この曲は一見、エネルギッシュで前向きな自己啓発ソングのように聴こえるかもしれません。しかしその中には、「正論」や「常識」に潜む危うさや、自分の感受性を守ることの難しさ、そして「信じること」の痛みと強さが織り込まれています。

タイトルの『波紋』は、誰かの声が世界に広がっていく過程、そしてその起点となる「一石」の重要性を表しています。

この一石とは、他人の価値観に合わせた「正しさ」ではなく、己の感情に忠実であろうとする勇気なのです。

『波紋-HAMON-』は、波のようにじわじわと広がる「感情の真実」を描いた、静かで強いメッセージソングです。

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