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この曲は4月21日(月)22:00から放送されるカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『あなたを奪ったその日から』の主題歌となっています。
この記事では「back number(バックナンバー)」の「ブルーアンバー」の歌詞の意味についての考察と歌詞に含まれるワードについての豆知識を書いています!
気軽に楽しみながら豆知識を増やしていきましょう〜!
back number(バックナンバー) ブルーアンバー 歌詞
悲しいのは一人で十分だからと
これ以上醜くなりたくないのと
私の中で誰にも見つけられずに
こんな色になるまで抱いていたんだね
綺麗よ
※歌詞は現時点で判明している部分を耳コピしたものになります。
back number(バックナンバー) ブルーアンバー 歌詞考察と豆知識
それでは歌詞考察と豆知識を合わせて書いていきます!
ブルーアンバーが語る「誰にも見つけられない」孤独の色
「私の中で誰にも見つけられずに こんな色になるまで抱いていたんだね」
このフレーズに込められた「こんな色」とは何でしょうか?
ここでの色こそが、タイトルである「ブルーアンバー」だと読み解けます。
ブルーアンバー(青い琥珀)は、非常に希少で、特定の条件下でしかその青さを見せない宝石です。
その特徴はまさに、“内に秘めた美しさ”を象徴しているのです。

【豆知識:ブルーアンバーとは?】

ねえ、ブルーアンバーって、ただの青い宝石ってわけじゃないんでしょ?

そう!ブルーアンバーはドミニカ共和国など限られた地域でしか産出されない、珍しい青色の琥珀なんだ。

琥珀っていうと黄色とかオレンジっぽいイメージが強いけど…。

そこが面白いところ。
通常の光では黄色みが強いけど、紫外線や自然光に当たると青く輝くんだよ。

つまり、“見る角度や光によって本当の姿が現れる”ってこと?

まさにそれ。
だからこの歌詞の「見つけられない」「色になるまで抱いていた」ってフレーズは、自分の本質や感情が外からは見えにくくても、確かにそこにあるってことを象徴してるんだよ。
孤独や内面の感情は他人からは見えにくいけれど、適切な「光」が当たれば初めてその美しさが浮かび上がる。
ブルーアンバーの特性は、そのままこの歌詞における“自分だけの痛みと美しさ”のメタファーになっているのです。
ブルーアンバーが映し出す「醜さ」と「美しさ」の二面性
「悲しいのは一人で十分だからと これ以上醜くなりたくないのと」
ここでは、「悲しみ」と「醜さ」が強く結びついています。
誰かを巻き込んでしまうことで、自分がさらに「醜くなる」のを恐れる――この心理の背景には、人間の深い“自己防衛本能”が存在します。
興味深いのは、それと対照的に“ブルーアンバー”という言葉がタイトルに使われていることです。
ブルーアンバーは“見た目の静けさと内側の火”という二面性を持っており、まさにこの矛盾を象徴しているのです。
【豆知識:心理学から見る「醜くなりたくない」という思考】

ねえ、この「醜くなりたくない」って表現、強烈だけど、どこか切ないよね。

これは心理学的に「自己価値の喪失」や「スティグマへの恐れ」って言われる感情と関係してるんだ。

スティグマって“烙印”とか“偏見”みたいな意味だよね?

そう。他人の前で感情的になったり、弱さを見せると、「醜い」と見られるかもしれない。
それを避けるために、人は孤独を選ぶこともある。

だから「一人で十分」って言ってるのか…。

でもその選択もまた、彼女にとっては“自分を守るための美しさ”なんだ。
ブルーアンバーのように、一見無色でも、光の角度で真の色が見えるようにね。
このパートでは、感情を抑えることによって人間関係の軋轢を避ける心理が描かれており、それでもなお内側で燃える“本音”がブルーアンバーの青として現れているのです。
ブルーアンバーと「綺麗よ」の対話──認められないまま輝く存在
「綺麗よ」
このたった三文字が、全てを包み込んでいます。
それは他者からの言葉ではなく、自分自身に対して初めて投げかけられた「許し」と「認識」なのかもしれません。
この一言は、ブルーアンバーという希少な存在が“発見される”瞬間に重なります。
見えなかった本当の自分に、ようやく光が当たった――そんな解放の一瞬です。
【豆知識:ブルーアンバーと“自己受容”】

「綺麗よ」って、唐突だけど、すごく意味深な終わり方だよね。

うん、これは心理学的には「自己受容(self-acceptance)」っていう概念に近いと思う。

自分を受け入れるってこと?

そう。過去の傷や孤独も含めて、ありのままの自分を肯定すること。
実はこれ、自己肯定感の根幹なんだ。

なるほど…。ブルーアンバーも、自然の中で何千年もかけてできた「ありのまま」の美しさを持ってるもんね。

そう。人工的に加工された美しさじゃなくて、時間と環境に育まれたもの。それを「綺麗」と認めること自体が、成熟と癒しの象徴なんだ。
“ブルーアンバー”という言葉には、時間・希少性・光と影・そして自己受容という、非常に複雑で繊細な概念が込められています。
この「綺麗よ」というフレーズは、それらすべてを認め、肯定する静かな力に満ちています。
back number(バックナンバー) ブルーアンバー 歌詞考察と豆知識 まとめ
「ブルーアンバー」というタイトルが象徴するメッセージとは?
“ブルーアンバー”は、通常の琥珀にはない青色を発する希少な存在。
それはまるで、この歌の主人公のように、誰にも見せていなかった感情や想いが、特別な光の中で初めて顕れるさまを表しています。
歌詞に散りばめられた「孤独」「醜さ」「否定」「願い」は、いずれもブルーアンバーが長い時間をかけて自然の中で育まれてきた過程に重なります。
そしてラストに放たれる「綺麗よ」のひとことは、他者からの評価ではなく、自分自身を受け入れた瞬間の輝き――まさにブルーアンバーそのもの。
この曲は、心の奥に潜む“見えない美しさ”を静かに肯定するアンセムなのです。
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